ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

住宅販売で価格操作?ニセの成約情報流れる


ニュース 建設 作成日:2012年4月20日_記事番号:T00036646

住宅販売で価格操作?ニセの成約情報流れる

 ガソリンと電気料金の値上げで物価上昇が進む中、インフレに備えて(価値の下がらない)不動産を購入しようという雰囲気の高まりを受け、住宅価格の相場引き上げを図る動きが出ているようだ。最近、台北市大安区の高級マンション「勤美璞真」で最上階物件が1坪当たり最高304万台湾元(約840万円)、総額10億元という価格で成約したとのうわさが流れたが、そうした事実はなく、「誰かが意図的に相場を吊り上げようとした」との見方が出ている。20日付蘋果日報が伝えた。

 同マンションは璞真建設が開発したもので、2007年に1坪130万元で予約販売を始めた。高級住宅の坪当たり単価で当時の最高額だった。その後も値上がりし、現在は同220万~270万元。

 ある銀行関係者によると、不動産購入への関心は既に高まっており、1~2月に冷え込んだ住宅ローン融資が3月は昨年末の水準まで回復したという。

 また、不動産仲介大手の永慶房屋によると、3月の高級住宅(8,000万元以上)成約件数は1月比で8割増え、平均坪単価も127万6,000元に上昇した。