ニュース 電子 作成日:2012年4月20日_記事番号:T00036655
20日付工商時報によると、携帯電話用半導体大手のクアルコムは4〜6月期の出荷量が前期より落ち込むとの予測を示し、売上高、利益ともに市場予測を下回る見通しとなっている。要因としてファウンドリー大手、台湾積体電路製造(TSMC)の28ナノメートル製造プロセス生産能力が逼迫(ひっぱく)して高価格帯製品が供給不足に陥っていることが挙がっており、クアルコムは最近、聯華電子(UMC)に28ナノ製品の生産を発注することを決めたもようだ。

クアルコムは28ナノ製品の供給不足は10〜12月には解消するとみており、さらに来年には新たな投資による効果が現れるとしている。これについて業界では、UMCとの28ナノプロセスにおける提携が来年から本格化するとみている。
またクアルコムの出荷低迷についてアナリストは、28ナノ製品の供給不足のほか、40および65ナノプロセスによる低価格帯製品の成長に限界があることも挙げた。これは同価格帯でクアルコムと価格競争を繰り広げる聯発科技(メディアテック)の対抗策が功を奏したものとみられる。
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