ニュース 農林水産 作成日:2012年4月23日_記事番号:T00036663
食肉の成長促進剤(通称、痩肉精)含有問題をめぐり、行政院衛生署が示した基準値案について、中華民国消費者文教基金会(消基会)は22日記者会見を開き、基準内容が甘すぎると疑問を呈した。23日付自由時報が伝えた。
消基会は、典型的な成長促進剤「ラクトパミン」の一日摂取許容量(ADI)を1マイクログラムと設定した場合、台湾人の食習慣からみて、最大残留基準値(MRL)を60ppb(10億分の1を示す単位)とすべきで、衛生署が示した10ppbという基準は甘すぎると主張した。理由として、衛生署の案では、体重60キログラムの人が肉を6キログラム食べれば、基準値に達する点を挙げた。
衛生署の残留基準値案は、23日にも立法院社会福祉衛生環境委員会で可決される見通しとなっている。しかし、政界や民間団体からは、世論の関心がガソリンや電気料金の値上げ問題に向いている間に基準案を押し通そうとしているのではないかといった批判も出ている。
民間団体は「リスク評価が完了するまでは、ADIに関する議論を先送りし、現状を維持すべきだ」と主張した。
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