ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

李前総統「去りたい者は去れ」、台聯離党者を批判


ニュース 政治 作成日:2007年11月12日_記事番号:T00003667

李前総統「去りたい者は去れ」、台聯離党者を批判


 台湾団結聯盟(台聯)で民進党寄りの立法委員が除名されるなど、内紛がエスカレートする中、同党の精神的指導者である李登輝前総統は10日、「去りたい者は去ればいい。歓迎しない」と述べ、民進党寄りの一部勢力と位置付ける台聯からの離党者を批判した。
 
 李前総統は、党内の一部勢力が民進党による台聯つぶしに加担しているとして、不満を募らせている。李前総統は従来、総統選で民進党候補を推してきたが、「中立を守る。青(国民党)も緑(民進党)も極端な路線を歩んでいる」などとして、明確な支持表明を避け、民進党と距離を置く姿勢をさらに鮮明にした。

 李前総統はまた、民進党の政策について、「行政院長を何度すげ替えても、台湾の未来は見えない。一日中台湾を愛そうと言っても、市民が食えないでいるのに何を愛せというのか」などと批判した。
 
 なお、今回の台聯の内紛では、同党立法委員の仲介をきっかけに統一派の大物活動家が党に出入りするようになり、党員の不満を高めていたとされており、李前総統の姿勢に疑問を投げ掛ける報道もある。