ニュース 商業・サービス 作成日:2012年4月23日_記事番号:T00036670
100円ショップのダイソー(台湾大創百貨)はこのほど、「近年の円高を受け、5月から一部商品で価格調整を行う」との告知を店内に張り出し、台湾での販売価格値上げを発表した。同社の値上げは2001年の台湾進出以来初めて。値上げ品目、値上げ幅は4月28日に発表するとしているが、一般商品は現在の39台湾元均一から42元(約116円)に、食品などは49元に引き上げるとみられている。23日付中国時報が報じた。
ダイソーは現在台湾に30以上の店舗網を構え、1万点以上の商品を扱う。これまではコストの高い商品についても、「土鍋、れんげ、小皿の3点で117元」などセット販売とすることで「1点39元」を守ってきた。しかし、円高や物価上昇に耐えられず、値上げを決めたもようだ。
一方、地場の10元ショップはもともと利益が薄く、物価上昇によって店舗数は7〜8年前の10分の1に減少。さらに今回のガソリン、電気料金値上げにより、ますますコスト圧力が高まるため、10元商品以外の商品比率を高めるしか生き残る道はなさそうだ。
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