ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

新しいテレビ生産委託モデル、サムスンの成功で業界に浸透も


ニュース 家電 作成日:2012年4月23日_記事番号:T00036674

新しいテレビ生産委託モデル、サムスンの成功で業界に浸透も

 21日付経済日報によると、半製品の液晶セル(オープンセル)にバックライトモジュールを加えて組み立てる(BMS)方式により、サムスン電子が友達光電(AUO)傘下の景智電子(BriView)と奇美集団傘下の奇菱科技(チーリン・テクノロジー)にテレビ生産を委託して効果を生み出している。これにより、日本や中国のTCL集団など他のテレビメーカーも同方式での委託発注を拡大しているもようだ。

 ただ市場調査会社、ディスプレイサーチの楊静萍・研究総監によると、日本メーカーはサムスンと同じく景智と奇菱科技への委託を希望しているが、両社の生産ラインはサムスンからの発注で満杯となっているため難しいようだ。

 なお楊総監によると、景智と奇菱科技はサムスンのテレビを生産する際、もともとAUOおよび奇美電のパネルを採用していたが、現在ではサムスン製パネルを使用しているという。

 また経済日報によると、世界のテレビ受託生産のうちBMS方式によるものは今年、昨年の33%から40%に増える見通しで、楊総監はまた、世界の液晶パネル出荷全体に占めるオープンセルの比率が今年、初めて5割に達すると予測している。