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インドの支援受け核開発、張行政院長が報道を否定


ニュース 政治 作成日:2007年11月12日_記事番号:T00003668

インドの支援受け核開発、張行政院長が報道を否定

 
 張俊雄行政院長は9日、「台湾がインドの支援を受け、秘密裏に核兵器を開発している可能性が高い」と報じた、香港の時事週刊誌「亜洲週刊」最新号の報道について、立法院での答弁で「台湾が核兵器を開発していることは絶対にない」と否定した。

 同誌によると、インドのフェルナンデス元国防相が2004年以降、数回にわたり台湾を秘密訪問し、台湾は同相の仲介で核開発支援を受けてきたという。フェルナンデス氏は98年5月にインドが核実験に成功した際の国防相で、インドの核開発計画や技術資源に通じている現職国会議員だ。核実験成功後のテレビインタビューで「中国はインドにとって最大の仮想敵国だ」と名指しするなど、対中強硬姿勢でも知られる。

 インドが開発した核弾頭搭載可能な弾道ミサイル「アグニ2」は、中国の北京と上海を射程圏に収めている。フェルナンデス元国防相は04年11月、インド平等党のジャイトリー党首と台湾を初訪問した際に陳水扁総統に会い、その後も数回台湾を訪れたという。同誌は「台湾訪問は一貫して秘密裏に行われ、台湾総統直属の国家安全会議が丁重にもてなした」と伝えた。