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エピスター、川下との連合戦略が奏功


ニュース 電子 作成日:2012年4月25日_記事番号:T00036732

エピスター、川下との連合戦略が奏功

 発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)の李秉傑董事長は24日、川下メーカーと連結して受注を目指す戦略が功を奏し、現在欧米顧客から約10件のプロジェクトを獲得しており、今年8億5,000万台湾元(約24億円)の売り上げをもたらすと語った。これにより今年同社は照明分野での売上高が40億元を超え、全体の20%(昨年は15%)を占めるまでに拡大する可能性もある。25日付工商時報が報じた。

 LED業界の台湾積体電路製造(TSMC)と呼ばれるエピスターは、LED照明の需要が拡大する現在でもエピタキシャルウエハー業務に専念し、川下分野には参入していない。しかし同社は今年、「EPISTAR inside」をコンセプトとしてパッケージング(封止)メーカーと手を結び、生産能力を持たない照明ブランド(ウォルマート、コストコなど)に照明製品の設計段階から提案を行う手法で顧客の拡大に成功している。

 李秉傑董事長は「このやり方ならブランド顧客に当社LEDチップの性能をはっきりと認識させられる」と語り、今後は毎年2倍のスピードで照明向け受注が増えると自信を見せた。