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米でBSE牛確認、行政院が検査体制の強化指示


ニュース 農林水産 作成日:2012年4月26日_記事番号:T00036741

米でBSE牛確認、行政院が検査体制の強化指示

 米農務省が24日、カリフォルニア州でBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が確認されたと発表したことを受け、行政院は25日、行政院衛生署に対し、管理・検査体制の強化を指示した。ただ、米国産牛肉の輸入禁止は見送った。26日付自由時報が伝えた。

 陳冲行政院長は同日、関係官庁と対策会合を開き、米国産牛肉の輸入は禁止しないが、「米台牛肉議定書」に基づき、米国側に速やかな情報提供を求める方針を固めた。楊永明・行政院新聞局長は「今後不確実な状況があれば、断固とした措置を取る」と述べた。

 一方、邱文達衛生署長は、議定書に基づき、米国側から台湾の駐米代表処経由でBSE発生に関する通知を受けたと説明した。

 このほか、衛生署の康照洲・食品薬物管理局長は「現時点では飼料が原因ではないと考えられ、感染拡大はないのではないか」との見方を示した。ただ、学識者の間では、疫学的検査が完了しておらず、さらに感染例がある可能性は否定できないため、米国産牛肉の輸入を一時停止すべきだとの意見も出ている。