ニュース 医薬 作成日:2012年4月26日_記事番号:T00036747
工業技術研究院(工研院)の生医医材研究所の邵耀華所長は25日、「膠原(こうげん)タンパクステント被覆技術プラットフォーム」と呼ばれる新技術の開発に成功し、既に製薬大手のファイザー、メルクが関心を示していることを明らかにした。技術移転が実現すれば、ライセンス授権金額は数億台湾元が見込まれる。26日付経済日報が伝えた。

被覆ステントは、医薬品を直接局所に到達させ、全身への副作用を防ぐことができる新技術で、医薬品メーカーの臨床試験通過にも大きな効果が期待される。
邵所長は「新薬が第3相臨床試験に入った段階で、研究開発支出は10億米ドルを超えており、臨床試験が失敗に終われば、巨額の損失が生じる」と指摘した上で、副作用の問題で実用化できなかった新薬の臨床試験通過に向け、新技術を応用できるとの認識を示した。
新技術は授権金が1件当たり1億元(約2億8,000万円)、その後受け取る権利金は数百億元が見込まれる。
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