ニュース 電子 作成日:2012年4月26日_記事番号:T00036757
米アップルを最大の顧客とするタッチパネル大手、宸鴻科技(TPKホールディング)の第1四半期連結売上高は、前期比11%減の404億8,000万台湾元(約1,100億円)、純利益は同71.1%増の26億2,400万元だった。アップルがスマートフォン次世代機種「iPhone 5」にタッチセンサー内蔵のインセル型タッチパネルを採用し、TPKは日本メーカーに受注を奪われるとの市場観測に対し、孫大明TPK総経理はタッチセンサーとカバーガラス一体型の「タッチ・オン・レンズ」を7月に量産して対抗すると表明。一方で、最大の顧客の売上高構成比を現在の76%から、今年下半期に新規顧客を加えて、来年に同37%まで引き下げ、顧客、製品を多角化する方針を示した。26日付蘋果日報などが報じた。

同社は第1四半期の減収について、季節要因や稼働日が少なかったことに加え、主要顧客の新製品が発売されたばかりで、出荷量が伸びなかったことを挙げた。中型タッチパネルの出荷は27%減、スマートフォン用の小型タッチパネル出荷が9%減だった。
また、現在開発段階の10機種以上向けで第2四半期のうちに成果が見込めるほか、マイクロソフト(MS)が下半期にも「Windows 8」を発売すれば、大型タッチパネルが占める割合が第1四半期比で40~45%増えると見込む。
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