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作成日：2007年11月12日_記事番号：T00003676
金管会、中信金に兆豊金株の売却指示
行政院金融監督管理委員会（金管会）はこのほど、兆豊金融控股の経営権取得に失敗した中国信託金融控股に対し、兆豊金控による次回の役員改選までに同社に対する持ち株11.6％を処分することを文書で指示した。金融再編に絡む買収失敗案件で、金管会が具体的な株式売却期限を示したのは初めて。12日付経済日報が伝えた。
金管会の指示は、既に中信金の同意を得ており、兆豊金控の大株主や財政部にも報告された。次回の役員改選は2009年４～６月に行われるとみられ、株式放出まで約１年半の猶予期間が与えられたことになる。
今後の焦点は、民間２位株主の宝成集団が、中信金の放出株式を引き受けるかどうかに移る。兆豊金控の役員改選では政府系株主を代表する鄭深池董事長の進退問題も注目を浴びそうだ。
