ニュース 電子 作成日:2012年4月27日_記事番号:T00036782
電子ペーパー世界最大手、元太科技(イーインクホールディングス)は26日、第1四半期決算を発表し、純損失7億8,700万元(約22億円)で過去10四半期で初の赤字となった。連結売上高は前期比63.4%減の38億3,600万元、粗利益率は0.8%で前期の28%から大幅に低下した。27日付経済日報などが報じた。
劉思誠董事長は第1四半期の赤字について、非需要期に大口顧客(アマゾン・ドット・コムを指す)の在庫調整というマイナス要因が重なり、粗利益率が高い電子ペーパーの出荷量が大幅に減少したためと説明した。電子ペーパーの売上高構成比は昨年第4四半期の70%足らずから50%未満に縮小、電子ペーパーほど粗利益率が高くないFFS方式液晶パネルが初めて過半を占めた。
劉董事長は、同社業績は第1四半期が谷底だと強調。アップルが採用するFFS方式パネルは既に各社タブレット型パソコンに標準装備されており、市場普及率も出荷量も今後増え続けると予測した。また、カラー電子ペーパー新製品を近く発売するほか、第3世代の電子インクを1~2年以内に投入するとも明かした。
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