ニュース 電子 作成日:2012年4月27日_記事番号:T00036783
携帯電話などに搭載されるデジタルカメラ用レンズ大手の大立光電(ラーガン・プレシジョン)が26日発表した今年第1四半期の決算によると、本業の携帯電話用レンズの不調により同期連結売上高は前期比9.27%減の36億4,000万台湾元(約100億円)、純利益は同23.9%減の8億8,200万元だった。また連結粗利益率は同1.23ポイント低下の38.5%で上場以来最低、1株当たり利益(EPS)も前期比2.07元減の6.58元で過去8四半期で最低だった。27日付経済日報などが報じた。

さらに第2四半期の見通しについても、林恩平ラーガン執行長は、全体的に見て受注量が減少しており、売上高は前期比2けたのマイナス成長、粗利益率もさらに悪化すると予測。ただ、下半期については顧客の新機種導入により業績は改善するとの見方だ。
ラーガンはアップルのほか、アップル、宏達国際電子(HTC)、ノキア、ソニーなどスマートフォン主要ブランドの多くを顧客に抱えるため、同社が第2四半期業績に悲観的な見通しを示したことは、スマートフォン業界の景気に異変が生じている可能性をうかがわせる。
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