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ターゲット材の光洋科、アップルサプライチェーン入りか


ニュース 電子 作成日:2012年4月27日_記事番号:T00036784

ターゲット材の光洋科、アップルサプライチェーン入りか

 27日付工商時報によると、貴金属精錬およびターゲット材大手の光洋応用材料科技(ソーラー・アプライド・マテリアルズ・テクノロジー)はこのほど、タッチパネル用ITO(酸化インジウムスズ)ターゲット材で、宸鴻集団(TPKホールディング)および勝華科技(ウィンテック)から日本メーカーに代わって受注を獲得し、間接的にアップルのiPhoneおよびiPadサプライチェーンに加わったとの観測が出ている。

 TPKはITOターゲット材をほぼ100%光洋科から調達、さらにウィンテック分を加えるとアップルは同材料の50%以上を光洋科から調達することになるという。

 また光洋科は、次世代の酸化物半導体(IGZO)ターゲット材を既に昨年顧客にサンプル送付しているとされ、順調に行けば下半期にも受注獲得に至る可能性があるという。

 なお同社は26日、台南市柳営区の栄鑫工場および中国江蘇省の第2昆山工場が稼働したほか、中国の国営資源大手、金川集団およびフィンランドのオートテック社と戦略提携を結んだ。光洋科の陳李賀董事長は、両社との提携を通じ3年以内に台湾で15万トン規模の電子廃棄物溶錬工場を設置すると表明した。