ニュース 電子 作成日:2012年4月27日_記事番号:T00036787
台湾積体電路製造(TSMC)は26日、今年の設備投資額を当初計画の60億米ドルから80億~85億米ドルに上方修正すると発表した。引き上げ幅は約4割で、市場予測の75億~80億米ドルを上回り、過去最高水準となる。このうち、28ナノメートル製造プロセスの拡充に13億~15億米ドル、20ナノプロセスに7億米ドルが充てられる。27日付中国時報などが報じた。

張忠謀TSMC董事長は設備投資の引き上げについて、28ナノプロセスラインの深刻な不足を受けたもので、65ナノプロセスの生産ラインを28ナノプロセスの生産に転換すると説明した。これにより、28ナノプロセス製品の生産比率は第4四半期に全体の20%まで引き上げられ、月産能力は12インチウエハー6万8,000枚に達し、供給不足を解決できるとみている。また、20ナノプロセスについては、今年末から試験生産、2014年第1四半期以前に量産に入る予定と語った。
一方、同社が同日発表した第1四半期連結売上高は、前期比0.8%増、前年同期比0.1%増の1,055億1,000万台湾元(約2,900億円)、純利益は前年同期比7.7%減の334億7,000万元だった。
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