ニュース 社会 作成日:2012年4月30日_記事番号:T00036793
台湾の花蓮市と沖縄県与那国町の姉妹都市30周年を記念して、花蓮市と「台湾ジェットスキー安全推進協会」の共催で、「ジェットスキーで与那国島へ行こう」というイベントが開催された。

花蓮港を出るジェットスキーのチャレンジャーたち。日台の民間交流で、記憶に残るイベントとなった(29日=中央社)
参加したのは、大学生から60代のベテランまで含めたジェットスキーの腕自慢75人。29日午前、花蓮港に集結した参加者はパスポートを持って臨時に設けられた出境審査ゲートを通った後、35台のジェットスキーに乗り込み、海上で隊列を組んで出発した。
当初は150キロメートルの行程を4時間半で走破する予定だったが、強風と北上する黒潮にぶつかって速度を落としたため距離は30キロ伸び、2時間半遅れの同日午後4時、与那国町久部良港へ無事に到着した。
久部良港では現地住民が中国語で「歓迎、歓迎」と出迎え、日本の大手メディアも駆けつける中、盛大に歓迎式典が行われた。
式典に駆けつけた台北駐日経済文化代表処那覇分処長は、「近年、台湾と日本の関係は急速に近づいている。この40年間で今が最も良い関係を築けていると思う」と述べた。また、与那国町長も、「今回のイベントでお互いの友情はより固いものになった。今年10月には町民を連れて花蓮市を訪れ、姉妹都市30周年を共に祝いたい」と、今後も積極的に交流していく姿勢を示した。
なお、昨年9月には「台湾からの地震災害援助に感謝の気持ちを表したい」として、6人の日本人スイマーが与那国島から花蓮の蘇澳までリレー形式で泳いで渡るというチャレンジが行われた。今回のジェットスキーによる挑戦は、日本から運ばれた「感謝と友情の証」に、再び行動をもって応えたという風にも取れる。
ジェットスキーの一行は2泊3日の与那国島滞在の後、5月1日に再び海路で花蓮へ帰還する予定だ。
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