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3大科学園区の1~2月売上高、2年連続マイナス成長


ニュース その他分野 作成日:2012年4月30日_記事番号:T00036795

3大科学園区の1~2月売上高、2年連続マイナス成長

 行政院国家科学委員会(国科会)が発表した新竹科学工業園区(竹科)、中部科学工業園区(中科)、南部科学工業園区(南科)の3大科学園区に進出する企業の1~2月売上高の合計は前年同期比10.81%減の2,576億6,000万台湾元(約7,100億円)だった。2010年同期比でも15.62%減。異例の2年連続マイナス成長となった。30日付中国時報が報じた。

 顔宗明・竹科管理局長は1~2月の減収について、「われわれの予想とそれほど大きな差はなかった」と強調。世界景気が完全には回復していないことなどを理由に挙げた。陳俊偉・南科管理局長は、(液晶パネルなど)光電産業がなかなか回復しないことも要因と指摘した。

 一方、両管理局長とも今後について楽観的な見方を崩していない。顔管理局長は、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)2社が最近、工場拡張を申し出たと明かした。陳管理局長は、ファウンドリー大手、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)の新工場建設など、科学園区進出企業の設備投資額が目に見えて増加していると指摘した。