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「39元ショップ」のダイソー、5月1日から食品値上げ


ニュース 商業・サービス 作成日:2012年4月30日_記事番号:T00036804

「39元ショップ」のダイソー、5月1日から食品値上げ

 100円ショップのダイソー(台湾大創百貨)は28日、5月1日から台湾全店舗(34店)で、スナック菓子や飲料など、全商品の1~2割を占める食品価格を、現在の39台湾元均一から49元へと26%引き上げると正式発表した。同社の値上げは2001年の台湾進出以来初めて。なお、食品以外の商品は当面値上げしない方針だが、コストの上昇が続けば値上げの可能性もあるとしている。29日付蘋果日報などが報じた。

 値上げの理由について同社は、食品は95%を日本から輸入しており、08年の金融危機発生以降の世界的な不景気や急激な円高、最近のガソリンや電気料金の値上げにより輸入コストが上昇し、吸収し切れなくなったためと説明した。

 今回の値上げに関連して財団法人消費者文教基金会(消基会)の蘇錦霞董事長は、「ガソリンは(変動価格制度の復活以降)3割値下がりしており、電気料金の値上げも始まっていないにもかかわらず、26%値上げは高すぎる」と指摘、「政府は物価を監督すると口にしながら実際には何もしていない」と批判した。