ニュース 電子 作成日:2012年5月1日_記事番号:T00036839
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)が30日発表した第1四半期の連結売上高は前期比16.2%減の1,092億3,600万台湾元(約3,000億円)、純損失額は127億6,500万元で昨年第4四半期から約72億元、率にして36.1%縮小した。奇美電は低迷から脱し、業績改善へと進み始めたようだ。1日付蘋果日報などが報じた。
段行建同社董事長は、市場が回復に向かって川下メーカーの在庫水準も正常化が進み、第2四半期は第1四半期よりも好感しているが、非常に良いとは言えないと語った。また、同社は新サイズの大型液晶パネル、29、39、50インチに注力しており、第2四半期の設備稼働率は90%以上と第1四半期の80~85%からやや上昇し、出荷量は10~20%拡大するとの見方を示した。
一方、液晶パネルメーカー各社が力を入れ始めたアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)については、当面は小型液晶パネルを主力とし、年末までには月産3,000~5,000枚で量産に入ると表明した。
また、鴻海科技集団(フォックスコン)とシャープの提携については、今後シャープとの協力もあるかもしれないが、状況を見守ると述べた。
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