ニュース 運輸 作成日:2012年5月2日_記事番号:T00036851
行政院環境保護署(環保署)は4月30日、環境影響評価委員会大会を開き、台北都市交通システム(MRT)の環状線建設工事のうち、新店渓をまたぐ一部区間の設計変更をめぐる環境影響評価を却下した。これについて、朱立倫新北市長は1日、「専門性を欠く意見がMRTの建設を遅延させる」と強く反発した。2日付中国時報が伝えた。
設計変更案をめぐっては、環境影響評価委員から、遊水池の設置が計画から除外されたため、大雨の際に洪水が起きる可能性があるとの意見が出て却下が決まった。
朱市長によると、経済部水利署長を経験した同市の陳伸賢秘書長は「洪水説は専門的とは言えない。(MRT工事で)新店渓の川底を固める工事を行っても、洪水は起きない」との見解を示したという。
朱市長は「以前、高架道路の建設工事でも、『高架道路ができれば、チョウの飛行が妨げられる』という意見が出た。そんな理由で公共工事が遅れるというのは受け入れ難いことだ」と述べ、関係部門に追加文書を取りまとめ、環境影響評価委員会大会に提出するよう求めた。
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