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TSMCの12年売上高、5千億元突破も【表】


ニュース 電子 作成日:2012年5月2日_記事番号:T00036864

TSMCの12年売上高、5千億元突破も【表】

 設備業者によると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、モバイルデバイスの販売好調を受けて、先進プロセスの受注は第2四半期は既に満杯、第4四半期初め分まで見通しが立っている。外資系証券会社のアナリストは、TSMCの2012年通年の売上高は過去最高だった前年を17~20%上回り、5,000億台湾元(約1兆4,000億円)を突破すると予測している。2日付工商時報が報じた。

 同社は世界で唯一28ナノメートル製造プロセス製品を量産しており、供給不足に対応するため、4月から中部科学工業園区(中科)のFab15拠点でも量産を始めた。12月には月産5万枚に生産規模が拡大する見通しで、今年の業績に大きく貢献するとみられる。

 張忠謀TSMC董事長は先日の業績説明会で、米国や中国の景気回復でモバイルデバイスの需要が高まっていることなどから、第2四半期は大きく成長し、第3四半期までその傾向が続くと語っていた。

 同社の第2四半期の予想売上高は前期比19~21%増の約1,260億~1,280億元、上半期は2,300億元を突破するとみている。下半期はアップルやサムスン電子、宏達国際電子(HTC)の新製品に使用されるARMプロセッサーやアナログICなど7割の半導体チップをTSMCが生産することになっており、証券会社は下半期は上半期以上の業績が期待できるとしている。