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光ディスクの中環、「今年は黒字間違いなし」


ニュース 電子 作成日:2012年5月2日_記事番号:T00036866

光ディスクの中環、「今年は黒字間違いなし」

 光ディスク大手、中環(CMCマグネティクス)の翁明顕董事長は、「光ディスク産業の構造が改善し、当社の経営状況は谷底を抜け出した」と述べ、「今年は黒字間違いなし」と自信を見せた。2日付蘋果日報が報じた。

 ディスク業界では今年に入って、世界3大手の一社だったインドのMBIが経営破綻したほか、TDKがディスク生産から撤退、三菱ケミカルと太陽誘電も減産を行い、さらに中小メーカーも相次いで撤退したため、台湾メーカーへ受注が流入している。

 中環は今年第1四半期の純利益が3,614万6,000台湾元(約1億円)と、前年同期の赤字10億7,400万元から大きく改善した。粗利益率も13.89%と3期連続で2けたを維持している。

 翁董事長は第2四半期業績について「需要期に入るためさらに上向く」と予測。また同社主管は、今年は7月にロンドン五輪が開催されることもあり、ブルーレイディスク(BD)などの高価格製品の比重が拡大しているほか、価格も安定していることから、業績見通しは良いと語った。

 証券会社も、同社は今年、通年で黒字転換を果たすとの見方だ。