ニュース その他分野 作成日:2012年5月3日_記事番号:T00036870
中国と韓国の自由貿易協定(FTA)交渉入りが2日合意に至り、双方が2年以内の具体的な成果を望んでいることから、(経済)海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)による台湾のメリットは2年で薄れるとの見方が浮上している。3日付経済日報などが報じた。

経済部の関係者は、中韓FTAが締結されれば、台湾の産業界への打撃は非常に大きく、特に光学、液晶パネルに直撃すると語った。中華経済研究院の調査によると、中韓FTA締結で台湾の産業界への影響額は607億8,800万米ドルに及ぶ。特に液晶ディスプレイパネルは台湾の対中輸出が141億7,900万米ドル、韓国が197億8,800万米ドルで双方にとって重要な輸出品で、韓国に商機を奪われる可能性が高い。
中国と韓国は1992年の国交樹立から貿易総額が年平均23%以上伸びている。現在、中国は韓国の最大の貿易相手、韓国は中国の3番目の貿易相手だ。
専門家は中韓FTAはアジア地域の経済一体化に貢献するが、台湾の生存空間を脅かすのは間違いないとみている。
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