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作成日：2007年11月12日_記事番号：T00003690
奇美がＳＥＬに勝訴、権利金の支払いは不要
奇美電子（ＣＭＯ）は10月30日、日本の知的財産高等裁判所で行われた半導体エネルギー研究所（ＳＥＬ）との特許訴訟に勝訴した。
ＳＥＬは昨年、液晶パネルに関する特許を侵害したとして奇美を訴え、東京地裁による特許無効の一審判決を不服として控訴していた。控訴審では賠償金を1,000万円から1,995万円に増額していた。
奇美は今年７月までに、米国カリフォルニア州地裁でもＳＥＬとの特許侵害訴訟２件に勝訴、さらに奇美に有利な形での和解が１件ある。これにより、奇美はＳＥＬに権利金を支払う必要がなくなり、陳キン資深副総経理（キンは音へんに欠）は域内メーカーの海外での裁判に対する自信につながるだろうと話している。10日付経済日報が伝えた。
