ニュース 金融 作成日:2012年5月4日_記事番号:T00036905
台湾の銀行業界で、海外送金の利便性をめぐる競争が激化している。このうち、シンガポール系のDBS銀行(星展銀行)は、3時間以内に入金可能な中国向け米ドル送金サービス「DBSチャイナ・エクスプレス(星展大陸速匯通)」を開始した。4日付蘋果日報が伝えた。
中国向けの送金はこれまで米国などを通じ、中国の金融機関に送金されるため、2日以上を要するケースがあった。DBSは台湾で午後3時半までに受け付けた同行中国支店向けの送金依頼を、3時間以内に処理する。送金先はDBSが北京、上海、蘇州、深圳など9都市に開設した支店となる。
同様に、台北富邦銀行はアモイ銀行と提携し、台湾と福建省アモイ市の間で米ドルのスピード送金サービス「両岸通」を開始した。双方に米ドル口座を開設した顧客の送金依頼は3時間以内に処理される。
永豊銀行が導入した米ドル送金サービス「両岸美元匯款一日通」は、1日の送金額に上限を設けず、中国工商銀行向けの送金であれば、1時間以内に入金が可能だ。
一方、中国向け以外では、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ・澳盛銀行)がオーストラリア向けのオーストラリアドル即日送金サービスを行っている。台湾時間正午までに受け付けた送金依頼は、当日中にオーストラリア国内の同行口座に入金される。
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