ニュース 石油・化学 作成日:2012年5月4日_記事番号:T00036911
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が3日発表した主要4社の4月売上高は前月比4.6%減の1,426億4,200万台湾元(約3,900億円)で、各社も軒並み減収だった。4日付経済日報が報じた。
減収幅が最大だったのは台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)で、前月比15.0%減の150億4,300万元だった。黄宗敬・資深副総経理は減収について、台湾中油(CPC)の第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区・通称五軽)の火災でエチレンやプロピレンの供給量が減少し、高雄市の仁武、林園工場の稼働率が下がったためと指摘。仁武や雲林県麦寮郷の工場での改修や、市場の需要低迷も要因との見方を示した。
台塑の次に減収幅が大きかったのは南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)で、前月比9.5%減の150億8,400万元。台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)は同5.6%減の263億5,700万元。台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は同1.3%減の861億5,700万元だった。
主要4社の主管は、台塑の工場再稼働による設備稼働率上昇以外に楽観要因はなく、下半期の景気見通しは不透明だとしている。
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