ニュース 家電 作成日:2012年5月4日_記事番号:T00036915
シャープへ約10%出資を決め、同社の筆頭株主となる鴻海科技集団(フォックスコン)が今後取り得る行動として、市場調査会社、ディスプレイサーチは、「シャープが中国、インドネシア、メキシコに持つテレビ工場を鴻海が取得し、シャープのテレビ生産委託において重要な地位の確保を目指す」との可能性を指摘した。4日付旺報などが報じた。

ディスプレイサーチは、鴻海が今年生産する液晶テレビは950万台で、うちソニー向けが800万台、シャープ向けが150万台を占めると予測。数年前、鴻海はソニーからテレビ工場を買収してソニーのテレビ生産を引き継いだが、今後はシャープの液晶パネル技術と生産能力を得て、テレビ受託業務をさらに拡大するとの見方を示した。
このほか、鴻海が主導することになるシャープの液晶パネル第10世代工場(堺市)の運営について、鴻海は既に生産ラインの分配、顧客の選択、価格設定などの決定権を持つ経営チームを立ち上げていると指摘。今後同工場は60インチ以上のパネルに特化するとの見通しを示し、シャープのほか、ビジオ(Vizio)、ソニー、パナソニック、および中国ブランドからの受注を目指すと予測した。
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