ニュース 電子 作成日:2012年5月4日_記事番号:T00036917
米アップルが下半期にも発売するとみられるスマートフォン「iPhone」の次世代機種(通称・iPhone5)で、液晶パネルにタッチセンサーを内蔵する「インセル式」が採用される可能性が強まり、台湾の宸鴻集団(TPKホールディング)と勝華科技(ウィンテック)は、タッチパネルセンサーの受注を失う見通しだ。4日付電子時報が伝えた。
iPhone5の発売を控え、iPhone4Sは在庫がだぶついている。このため、サプライチェーン業者の予測によれば、両社のiPhone向けのタッチパネル出荷量は第2四半期に15~20%減少。下半期には上半期の30%前後まで落ち込む見通しだ。
アップルが採用を目指すインセル式タッチパネルは生産工程が複雑で、歩留まり向上を図るため、アップルはサプライチェーンの全面的な見直しを行うとみられる。焦点はタッチパネルとガラスを貼り合わせる工程を台湾メーカーが受注できるか否かだが、受注は困難との見方が強まっている。
アップルが今後、TPKとウィンテックをサプライチェーンから除外すれば、両社にはさらに大きな打撃となる。
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