ニュース 社会 作成日:2012年5月7日_記事番号:T00036927
2010年末から実施されている「統一発票」のペーパーレス化を目指した「電子発票」(電子レシート)の実用化試験に対し、「不便」、「逆に環境に有害」と批判の声が上がっている。5日付聯合報が報じた。

民進党の魏明谷・立法委員(右)らは、「ペーパーレス」になっていないと批判した(4日=中央社)
民進党の魏明谷・立法委員によると、現段階では紙のレシートも受け取ることができるため完全な「ペーパーレス化」に至っておらず、紙のレシートを受け取る消費者が多いという。しかし、紙のレシートは感熱紙を利用しているため、日光に当たると色あせてしまうほか、商店によって規格が異なる上、従来のように月ごとに色分けされておらず、特に高齢者にとっての使い勝手が悪化したとの苦情を多数受けているそうだ。
さらに魏立法委員は、「感熱紙は有毒性の物質を含むため、リサイクルできず、環境保護の目的に反する」と指摘した。
また同じく民進党の何欣純・立法委員は、「電子レシートを利用するには、カードの申請が必要だが、小売業者それぞれが独自にカードを発行しているため不便で、カード発行会社が得をするだけだ」と批判した。
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