ニュース 公益 作成日:2012年5月7日_記事番号:T00036934
施顔祥経済部長は5日、台湾電力(台電)の陳貴明董事長から辞任の申し出を受け、これを了承したことを明らかにした。7日付蘋果日報によると、後任には黄重球・経済部常務次長を充てる方針で、陳冲行政院長も「経済部の考えを尊重する」とこれを認める考えを示した。

辞任を表明した台電の陳貴明董事長(右)。台電のトップ交代について民進党の蔡英文前主席は「人を替えたところで解決する問題ではない」と批判した(中央社)
なお、台電の経営改善に向けて4月に経済部が発表した大幅な電力値上げプランに対し、産業界や市民から強い反発が起きたことを受け、今月1日に馬英九総統が段階的な値上げへの変更を表明したことについて6日付工商時報は、「早くから政府内で段階的な値上げとすべきとの意見があったが、経済部と台電がこれに強く反対していた」との国民党立法委員の話を報じ、総統府が陳・台電董事長の交代を要求したとの観測を伝えた。
また電力値上げ問題のほか、第4原子力発電所で問題が頻発していること、経営改革が進んでいないことから、徹底した改革を進めるべく台電経営陣に外部から人材を送り込むことで政府内の意見がまとまったとされる。
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