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「恨みを以て徳に報いる」、宜蘭県長が石原都知事批判


ニュース 社会 作成日:2012年5月8日_記事番号:T00036950

「恨みを以て徳に報いる」、宜蘭県長が石原都知事批判

 沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台列嶼)の魚釣島など3島を地権者から購入するため、東京都がこのほど一般からの募金を始めたことに対し、尖閣の主権を主張する台湾で、同諸島を「管轄区域」に定めている宜蘭県の林聡賢県長(民進党)が8日、台湾人の心を傷付けたとして石原慎太郎東京都知事を批判する投書を中国時報に掲載した。 

 林県長は、昨年の東日本大震災の際、台湾人が40億台湾元(約110億円)を超える世界一の募金を集めて日本への支援の手を差し伸べ、これに多くの日本人が感動して実際に台湾を訪れたり、インターネットの動画を通じて感謝の意を示したことを挙げ、本当に感動的だったと指摘した。

 その上で林県長は、石原都知事はそれにもかかわらず、募金という同じ手法を使って台湾の主権を侵害し、台湾人の感情を傷付けたとして、実に皮肉な「恨みを以て徳に報いる」行いには虚しさを禁じ得ないと強く批判した。