ニュース 社会 作成日:2012年5月8日_記事番号:T00036953
台北と宜蘭を結ぶ北宜高速公路(国道5号)の雪山トンネル(全長12.9キロメートル)で7日午後1時半ごろ、宜蘭方面に向かっていたバンのタイヤが突然破裂し、同車両を避けようとした後方の乗用車や高速バスが巻き込まれる玉突き事故が起きた。これにより2人が死亡、31人が重軽傷を負い、同トンネル開通以来6年で最悪の事故となった。トンネル内には大量に発生した黒煙が充満し、上下線とも約6時間にわたり全面封鎖された。8日付聯合報などが伝えた。

トンネル内のモニター映像からは、高速バスの前面が炎に包まれるのが確認できた(7日=中央社)
今回の事故について専門家は、交通部が渋滞解消のため、トンネル内の最高速度を時速90キロメートルに引き上げたにもかかわらず、安全車間距離を50メートルのままにしていたことも原因だと指摘。「渋滞解消のために安全を犠牲にした」と批判している。
なお、雪山トンネルは8日午前6時半までに上下線4車線で通行が再開された。当面は下りは時速80キロ以下での運行が求められる。
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