ニュース 石油・化学 作成日:2012年5月8日_記事番号:T00036960
中国内需市場での商機を見込み、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)が計170億台湾元(約460億円)を投じて石油化学および電子材料の分野で6件の大型投資を行う。そのうち100億元以上を投じるグラスファイバー、ガラスクロス、銅箔の新工場については年内に量産開始予定で、これにより江蘇省・昆山電子材料工場区の年産額は1,004億元に増加する見通しだ。8日付工商時報が伝えた。
南亜プラは電子材料で稼働率80%、利益率10%以上を維持しており、安定した利益水準を維持している。特に産業用ガラスクロスは川下の銅箔基板(CCL)の需要が旺盛なため、ほぼフル稼働となっており、電子材料事業の利益成長を支えている。
石油化学施設の増強には約57億元を投じる予定で、うち36億元を投じる雲林県麦寮工場区の無水マレイン酸(MA)プラント(年産能力6万トン)は今月末から少量生産を始める。
また、中国で建設中のビスフェノールA(BPA)と可塑剤のフタル酸ジオクチル(DOP)工場(いずれも年産能力15万トン)は来年下半期の稼動予定だ。中国でのDOP年産能力は35万トン規模への増強も視野に入れている。
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