華碩電脳（ＡＳＵＳ）の、キーボードが着脱可能なタブレット型パソコンの新製品「トランスフォーマーTF300」が３日台湾で発売された。「TF300」は従来機種と規格はほぼ同じだが、筐体（きょうたい）を金属製からプラスチック製に変えたため、価格は容量32GB（ギガバイト）のWi−Fiモデルで１万4,900台湾元（約４万円）、キーボード・ドックとセットの場合は１万7,900元、３Ｇモデルは１万7,900～２万900元と、それぞれ約3,000元安くなっている。８日付工商時報が報じた。
ＴＦ３００は、ブラック、ホワイト、レッドの３色を取りそろえている（ＡＳＵＳリリースより）
「TF300」は先月末に米国でも発売されており、アップルの「ｉＰａｄ」やアマゾン・ドット・コムの「キンドル・ファイア」などとの競争が激しい同市場では、16GBのWi−Fiモデル（台湾未導入）で379米ドルの超低価格設定となっている。
ＡＳＵＳは第２四半期のタブレットＰＣ出荷で、「TF300」が５割以上を占めると予測。今期のタブレットＰＣ出荷台数目標は120万台で、前期60万台から倍増を目指す。
なおＡＳＵＳサプライヤーによると、生産は緯創資通（ウィストロン）が手がけるという。
