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第三社会党、李登輝前総統と対話姿勢


ニュース 政治 作成日:2007年11月13日_記事番号:T00003698

第三社会党、李登輝前総統と対話姿勢

 
 民進党の若手議員が中心となり結成した第三社会党は12日、台湾団結聯盟(台聯)の精神的指導者、李登輝前総統に対し、対話を呼び掛ける書簡を送った。台聯は民進党寄りの立法委員2人を除名した後、民進党と一線を画する党外勢力との連携で党勢の維持を狙っているとされ、動向が注目される。13日付中国時報が伝えた。

 第三社会党は、独立派と統一派の「内線状態」を終結させ、台湾住民の共同利益のために奮闘することを党是として、周奕成元民進党青年部主任を発起人として今年7月に成立した。10月に無党籍の林為洲立法委員が入党したため、現在立法院に1議席を確保している。小政党の緑党との連携を模索していたが、立法委員選挙での候補擁立をめぐり交渉が決裂したため、台聯に接近する姿勢を見せ始めた。

 書簡は「台湾のモーゼ」と呼ばれ、敬けんなクリスチャンとして知られる李前総統を意識し、「宗教を出発点として、台湾が直面する状況や乱れを明らかにしたい」と呼び掛ける内容だ。しかし、同党は「本土価値は守る価値がない。求めるべきは世界共通の進歩的価値と正義の社会だ」などとしているため、台聯の路線と相容れるかは微妙だ。