ニュース 建設 作成日:2012年5月9日_記事番号:T00036988
高雄市の高層ビル「高雄85大楼建台百貨」などを担保とする不良債権の3回目の売却入札が8日に行われ、兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)系列の兆豊資産管理(メガ・アセット・マネジメント、AMC)が41億1,200万台湾元(約110億円)で落札した。中央社電などが伝えた。
建台水泥は銀行団に52億9,800万元の債務があり、今回はそのうち45億4,300万元分の債権が売却された。同債権は高雄85大楼の中低層階部分約3万1,000坪、台湾高速鉄路(台鉄)左営駅付近の土地2万2,000坪が担保となっている。
これに先立ち、債権団の兆豊国際商業銀行(メガ・バンク)など13行は、台湾金融資産服務(TFASC)に債権売却入札の実施を依頼していた。
今回の入札には3陣営が応札意向を示したが、最終的に応札したのは兆豊資産管理だけだった。ただ、今回落札された債権は、建台水泥に対する債権の一部であり、兆豊資産管理が担保処分を行うには、債権団全体の同意が必要となる。
市場関係者は、高雄85大楼は空室率が高いため、むしろ左営駅付近の用地に関心を寄せている。また、落札者の兆豊資産管理が別の買収希望者の代理で応札したのではないかとする見方もある。
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