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謝候補が対中開放主張、陳総統と「舌戦」


ニュース 政治 作成日:2007年11月13日_記事番号:T00003699

謝候補が対中開放主張、陳総統と「舌戦」

 
 民進党の総統候補、謝長廷氏は12日、「台湾の競争力をなくしてしまえば、どうして台湾を愛することができるだろうか。開放すれば台湾は全てを失うという意見もあるが、政府がこのまま規制が続けた場合こそ全てを失う」と語り、現在行われている対中経済交流の制限は非合理という考えを主張した。

 謝氏はまた、先月、聯華電子(UMC)の曹興誠前董事長らの違法中国投資で一審無罪の判決が出た和艦科技事件についても、「政府の政策に問題がある」という考えを表明した。

 謝氏は先日も対中投資額を企業の純資産の40%までに制限している現行規定について、個別管理に緩和する考えを打ち出しており、13日付聯合報は陳水扁総統の「有効管理」方針との不一致を指摘した。

 謝氏の一連の発言に対し陳総統は13日午前、「選挙向けの発言で、彼の身に立てば理解できる」と語り、中間層の票を獲得するための選挙の時だけに限った発言という見方を示した。

 これに対し謝氏は同日、「主張は政見であり、現在の政府の足りないところを補うおうというものだ」と陳総統の見方に反論。「行政院長であれば、今日言ったことは明日やらねばならないが、そういう性格のものではない」と補足した。