ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年5月9日_記事番号:T00036993
中国鋼鉄(CSC)は10日、中国の武漢鋼鉄(WISCO)と戦略提携の締結に署名を行う。武漢鋼鉄はベトナムに接する防城港市(広西チワン族自治区)に2,000億台湾元(約5,500億円)以上を投じて大型製鉄所を建設する計画が同国政府の認可を受けており、台塑集団(台湾プラスチックグループ)や義聯集団(Eユナイテッド・グループ)がベトナムで計画する製鉄所と競合が予想されている。9日付経済日報が報じた。

市場関係者によると、CSCと武漢鋼鉄の提携の目的は、石炭や鉄鉱石など川上原料の確保で協力を行って川下事業の安定を図ることにあるという。
なおCSCは台プラのベトナム製鉄所に5%を出資しており、10〜20%に拡大することも検討していたとされるが、現時点で動きはなく、今回CSCが武漢鋼鉄と提携を結ぶことで、CSC、台プラ、武漢鋼鉄の三者が互いにけん制し合う関係となる。
このほかCSCは、ベトナムに近い広東省湛江市に大型製鉄所を建設中の中国鉄鋼最大手、宝鋼集団(バオスチール)とも関係を深めている。
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