ニュース 公益 作成日:2012年5月10日_記事番号:T00037007
定期検査中の台湾電力第3原子力発電所(屏東県恒春鎮)で9日、蒸気発生器のプラグ部分で1次冷却水が漏れたことを示す形跡が見つかった。米国から技術者を呼んでプラグを交換する必要があり、修理費は数百万米ドルかかる見通しだ。10日付自由時報が伝えた。
今回の定期点検では、蒸気発生器のプラグ部分でホウ酸結晶が見つかった。ホウ酸は原子炉を制御するため、1次冷却水に添加されているもので、結晶の発見は1次冷却水の漏れを示す証拠となる。
行政院原子能委員会(原能会、原子力委員会)は、現時点で原因を特定しておらず、原子炉を製造した米ウェスティングハウス・エレクトリックに考えられる原因を問い合わせた段階だ。
原能会は、プラグの破損で冷却水が漏れたことが確認された場合、台電に修理を求めた上で、放射能漏れがないことが確認されるまで、原子炉の再稼働を認めない方針を示した。
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