交通部の謝謂君観光局長は９日、今年台湾を訪れる中国人観光客が延べ200万人に上り、昨年の延べ178万人を上回るとの見通しを示した。10日付工商時報が報じた。
謝観光局長によると、１～３月に訪台した中国人観光客は前年同期比48％増の延べ55万7,000人だった。うち自由旅行は１日の受け入れ上限500人近づいている。ただ、中国人の申請手続きの理解不足が自由旅行者の増加を阻んでいるとの見方だ。
謝観光局長は、台湾海峡両岸観光旅遊協会（台旅会）北京事務所が近く、重慶、天津、成都など新たに台湾自由旅行が認められた６都市で説明会を開催するほか、中国人観光客向けに台湾のホテル評価や観光バス、観光情報などを紹介するインターネットサイトを開設する予定だと対応策を説明した。情報の充実が台湾自由旅行の周知につながると期待している。
謝謂君観光局長（左３）や蒋孝厳・国民党副主席（中）らは９日、王国生・湖北省長率いる訪台団を迎え、両地の観光促進を目的とした湖北両岸旅遊産業合作推介会で交流を深めた（中央社）
