ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年5月10日_記事番号:T00037017
10日付経済日報によると、ステンレス大手の千興不銹鋼(CSSSC)は100%子会社の千鼎国際を通じて、投資額約80億台湾元(約220億円)で、中国・河南省許昌県長葛市にステンレス熱延工場設置を計画しているもようだ。長葛市は中国・華北エリアにおけるステンレス産業の最重要拠点で、サプライチェーンの整備も進んでいる。これについて葉碩堂・同社総経理は、「大陸(中国)投資の計画の全容が固まるのは7~8月ごろで、詳細な事業戦略はまだ公表できない」とコメントした。
市場関係者によると、千鼎国際は既に地元政府と契約締結を済ませており、新工場の年産能力は60万トン程度とみられる。千鼎国際は長葛市進出と同時に、地場大手の青山金匯鎳鉄不銹鋼廠と提携も決めているとされる。
また河南省に隣接する山西省には、ステンレス鋼の中国最大手、太原鋼鉄集団(TISCO)の大型工場(年産量200万トン以上)があることから、材料の確保にも問題はないようだ。
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