ニュース 電子 作成日:2012年5月10日_記事番号:T00037024
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、サムスン電子やインテルに対する技術面でのリードを守るため、今年の研究開発(R&D)費用を売上高の8%に定めたようだ。今年の売上高見込み5,000億台湾元から計算すると、R&D費用は前年比18.5%増の400億元(約1,100億円)で過去最高となる見通しだ。10日付経済日報が報じた。

TSMCのR&D費用は2009年から4年連続で2けた成長しており、次世代の製造プロセス開発に充てられる。現在、▽20ナノプロセス、今年末に生産▽3次元IC(3DIC)、12~13年量産▽14ナノプロセス、14年量産──が計画されている。
行政院主計総処の統計によると、台湾の10年R&D費用はGDP(域内総生産)の約2.9%で、政府は3%までの引き上げを望んでいる。この数値から見ると、TSMCのR&D費用の対売上高比8%は比較的高いが、インテル(毎年50億米ドル)、サムスン(20億~30億米ドル)の同20%と比べると、まだまだ差を付けられている。
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