ニュース 電子 作成日:2012年5月10日_記事番号:T00037025
10日付経済日報によると、中国の国家開発銀行(チャイナ・デベロップメント・バンク)北京支店の徐明支店長と液晶パネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジー)の陳炎順総裁が来台し、鴻海精密工業と奇美電子(チーメイ・イノルックス)を訪問する。このことから市場では、国家開発銀行が奇美電に出資する可能性が取りざたされている。

国家開発銀行の幹部は9日、投資に関しては分からないが、傘下の国開金融が台湾の中華開発金融控股(開発金控、CDFH)と提携意向書を交わした後に関係者が台湾に招かれると語った。もし奇美電に出資となれば台湾パネルメーカーに直接投資する初のケースとなる。
奇美電も9日、観測を事実と認めることはないが、中国資本の出資も受け入れ可能という態度は変わらないと再表明した。奇美電は今年200億台湾元(約540億円)の増資を予定している。
市場では、瀚宇彩晶(ハンスター)も中国の中小型パネルの後工程モジュール(LCM)メーカー、信利半導体の出資を受け入れると観測されている。奇美電とハンスターは中国資本が出資する初のパネルメーカーとなる可能性がある。
奇美電が9日発表した4月の連結売上高は前月比11.4%減、前年同月比10.3%減の361億3,900万元だった。大型パネルの出荷は前月比10.6%減の1,115万枚、中小型は同9.5%減の3,143万枚だった。
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