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蔡英文氏、馬総統の「中国寄り」演説に警戒感


ニュース 政治 作成日:2012年5月14日_記事番号:T00037059

蔡英文氏、馬総統の「中国寄り」演説に警戒感

 馬英九総統が今月20日、2期目の就任演説を行うのを前に、民進党の蔡英文前主席は13日、フェイスブック上での公開書簡で、馬総統が「中国寄り」の演説を行うことに警戒感を示し、「総統には述べるべきことを述べ、なすべきことをなしてもらいたい。もしそれに反すれば、人々は抗争に立ち上がることになる」と述べた。14日付自由時報が伝えた。

 蔡前主席は「中国は今回の演説を非常に注目しており、『台湾と大陸が一つの中国に属すること』『国民党と共産党の共通認識』について、突っ込んだ確認を求めている」と指摘。

 その上で、呉伯雄・国民党名誉主席が胡錦濤・中国国家主席との会談で、中台を「1国2地区」と表現したことは「違憲」であり、「中国に『1国2地区』をいう表現を使えば、国家主権を混乱させる」とし、馬総統に国家元首および国民党主席として、補足的な発言を行うべきだと呼び掛けた。