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米シティ、永豊に「SIV価格維持に全力」と文書


ニュース 金融 作成日:2007年11月13日_記事番号:T00003707

米シティ、永豊に「SIV価格維持に全力」と文書

  
 ストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)と呼ばれる投資商品のリスクが、米サブプライムローン問題のあおりで増大していることについて、同商品の扱いが多い永豊金融控股の盧正昕総経理は12日、発売元である米シティ・グループ幹部から市場価格の維持に最大限の努力を傾けるとの文書を受け取ったことを明らかにした。13日付工商時報が伝えた。

 永豊金控が扱うSIV商品の6割はシティ・グループによるものだ。同社はSIV投資による損失を最低限で食い止めるため、シティ・グループに協力を呼び掛けていた。同社は今年、SIV投資による14億台湾元(約47億5,000万円)を含む80億元の貸倒引当金を計上する見通しだ。

 SIVとは、特別目的会社が銀行やファンドから出資を募り、さらにコマーシャルペーパー(CP)で負債を調達して、債務担保証券(CDO)などに投資するプログラムを指し、サブプライムローン問題で損失が拡大している。