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奇美電、来年太陽電池市場に参入


ニュース その他製造 作成日:2007年11月13日_記事番号:T00003708

奇美電、来年太陽電池市場に参入

 
 省エネ市場の発展を好感する奇美電子(CMO)が、薄膜太陽電池市場への大規模な参入を計画している。奇美電はTFT-LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)の技術が薄膜太陽電池製造プロセスと似かよっていることから、来年液晶パネルの後工程モジュール(LCM)工場を部分的に太陽電池生産ラインに回す計画だ。奇美電では太陽エネルギー産業を発展させ将来台湾を「エネルギー輸出」基地に成長させたい考え。

 同社の何昭陽総経理も、「パネル産業における下流産業の統合は完成した」と語るように、奇美電は近年光電産業において下流産業の統合に幅広く投資を行い、今や関連重要原料やモジュールには全て奇美電の息がかかっていると言われる。

 薄膜太陽電池への参入は、太陽エネルギーを有効に活用して省エネおよび環境保護効果も期待できるため、将来発展の可能性が高いと見ている。同社の林栄俊副総経理も、「台湾のようなエネルギー不足の地域でも南部の太陽エネルギーを高度に運用することができ、非常に投資価値のある産業だ」と事業参入に期待を示した。13日付経済日報が報じた。