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蔡英文氏、馬総統を「独断専行」と猛批判


ニュース 政治 作成日:2012年5月15日_記事番号:T00037085

蔡英文氏、馬総統を「独断専行」と猛批判

 民進党の蔡英文前主席は14日、2期目就任を控えた馬英九総統に対し、フェイスブック上で公開書簡を送り、1月の総統選以来数カ月の馬総統の政策を「独断専行」と強く批判した。15日付蘋果日報が伝えた。

 蔡前主席は「すべての問題の根源は、選挙圧力がないのを良いことに独断専行を重ねた、暴れ馬のような再選総統にある」と指摘した上で、馬総統に対し、「憲法を守り、総統としてあるべき役割を果たすことを約束すべきだ。自らが混乱の源になるべきではない」と呼び掛けた。同時に、市民の懸念を解消するために全面的な内閣改造を検討すべきだとした。

 蔡主席はまた、「総統選は既に終わったので、この言葉を選挙ライバルからの批判とは受け取らないでほしい。世間では総統個人に対する批判が募っている。自分はそれに乗じて『反馬(総統)』に加わるつもりはないが、政権の座にある者が市民の不満を無視し、誤った政策を取れば、台湾の将来が非常に懸念されるため、やむを得ず直言した」などと述べた。

 民進党や野党色の市民団体は、15日から馬総統の2期目就任式が行われる20日まで、台北駅前や総統府前で相次いで抗議活動を予定している。