ニュース その他分野 作成日:2012年5月15日_記事番号:T00037086
このほど中華民国全国工業総会(工総)が地場メーカーに対して行ったアンケートをまとめた「2012年輸入脅威調査報告」によると、「輸入製品に脅威を受けている」との回答が7割に上った。脅威を感じる輸入製品の品目は計198品目で昨年(91品目)に比べ2倍以上に増え、国別に見た場合、中国が192品目と最多で、韓国の86品目、日本の82品目が続いた。15日付工商時報が伝えた。

また脅威を感じる輸入製品198品目のうち、鉄鋼製品が128品目と64.6%を占めた。なお、そのうち78品目は日中韓がいずれも輸出している。
また、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(早期の実施・解決項目)に含まれ、台湾が高い競争力を持つとされる、▽高強力ポリエステル糸▽エアコン部品▽熱交換器▽水ろ過器・浄水器──など5品目も輸入製品の脅威を感じるとの調査結果が出た。
5品目のうち熱交換器と水のろ過器・浄水器は今年からゼロ関税に、残り3品目は来年から中台間で関税が引き下げられるが、高い競争力を持ち、輸出需要があることが、輸入製品による脅威を受けないことを意味するわけではないと工総は指摘している。
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