ニュース 公益 作成日:2012年5月15日_記事番号:T00037089
立法院教育経済委員会は14日、建設中の台湾電力第4原子力発電所(新北市貢寮区)を視察し、台電側は十分な津波対策を取っていることを強調した。中央社電が同日伝えた。

視察に訪れた林淑芬立法委員(右・民進党)は、台電より模型を使って発電所の仕組みについて説明を受けた(14日=中央社)
台電は「発電所から40キロ以内に活断層はなく、耐震、津波防護、排水などの設計は十分に安全で余裕があるものだ」と強調した。
立法委員は特に、東日本大震災による津波で福島第1原発の取水ポンプが使用不能になった点に懸念を示したが、台電側の現場責任者は「第4原発の取水ポンプ室は12メートルの高さにあり、予想される津波の最大波8.07メートルが押し寄せても正常に稼働する。福島原発のような露天式取水ポンプではなく、(密閉式の構造なので)津波によって破壊されることはない」と説明した。
第4原発は資材高騰や反対運動、相次ぐトラブルなどにより、建設が大幅に遅れており、総工費が当初見込みを528億台湾元(約1,430億円)上回る3,264億元に達する見通しとなっている。
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